こいのわ 婚活クルージング

PRODUCTION NOTE

合言葉は「おせっかい」広島県庁の結婚支援プロジェクト

結婚離れが進んでいると言われる現代日本。2015年の国勢調査では、50歳まで一度も結婚したことがない人の割合が、男性で23.37%、女性で14.06%と過去最高の数字を記録した。これは男性のおよそ4人に1人、女性の7人に1人が生涯独身であることを意味する。結婚しない理由は人それぞれだが、よく挙げられるのは、経済的に難しいという問題と、相手と出会う機会がないという問題の二つだ。
かつては結婚を望む男女が出会うきっかけといえば「お見合い」が一般的で、35年前でも全体の30%近くを占めていた。それが今ではたったの約5%。代わりに「友人・兄弟」を通した紹介や「職場」での出会いが占める割合が増えているものの、雇用が不安定で個人主義が進んだ現代では、上司が部下に紹介するようなケースも減っている。そんな中で結婚の機運を上げるためには、周囲の「おせっかい」が不可欠なはず──!
広島県庁が少子化対策の一環で行なっている「みんなでおせっかい!『こいのわ』プロジェクト」は、職員のそんなアイデアから生まれた結婚支援プロジェクトだ。主な活動としては、地域のレストランや喫茶店で男女各20~30名が参加する出会いイベント「こいのわカフェ」を週1~2回ペースで開催。おせっかい役である「こいのわボランティア」が参加者を後押ししたり、マッチングカップルの相談に応じたりと手厚くサポート。これまでに約9,000人が会員登録し、100組が成婚に至っている。また、商工会青年部から趣味のグループ、縁結び専門のボランティアグループまでさまざまな市民団体が「ひろしま出会いサポーターズ」として登録し、プロジェクトを支えている。

プロダクションノート イメージ

述べ700人の市民エキストラが参加した広島各地のロケ

実在する「みんなでおせっかい!『こいのわ』プロジェクト」にインスパイアされた本作は、2016年の10月6日にクランクイン。述べ700名の市民エキストラの協力を得て、広島市、尾道市、呉市、福山市、廿日市、今治市など圏内各地の美しい場所でロケを敢行した。カープ愛がほとばしるマツダスタジアムでの観戦イベントのシーンは、カープが札幌ドームで日本シリーズを戦っている日に撮影。10月26日にクランクアップした。

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